本文へスキップ

新型コロナウイルス時代を 生きのびるために

前の頁に

降圧剤――立ち直りを不可能にするために飲むようなもの

 高血圧症と診断されれば誰しも憂鬱になるでしょう。薬も必須だと思うでしょう。しかしその基準に疑問があると多くの先生が主張します。星先生もそのひとり。

そもそも基準となる数値が厳しすぎるのです。160mm/hgを超えたとしたら「高血圧」と診断してもよいのですが、「高血圧症」とは限りませんし、医療機関で、高血圧症というだけで降圧剤が処方されるのは、世界的なルールではないのです。(『ピンピンコロリの法則』 星旦ニ ワニブックス新書 )

日本の基準は世界的なルールではないのだろうか? 

最も有名な米国・ハリソン内科学の教科書(二〇〇七年)によると、服薬基準は180/110mm/hg以上です。160mg/dlを超えただけでうろたえたり、ましてやすぐさま短命を悲観したりする必要はないと、私は思います。(『ピンピンコロリの法則』 星旦ニ ワニブックス新書 )

「基準値が低いほうが高血圧の薬を処方できる」と、婉曲にだが直接耳にしたことがある。
高齢者にとっては、むしろ血圧が高いほうが、総死亡率が低くなるという結果もしばしば報告されているのにもかかわらず。なんのための降圧剤なのだろうか。岡本先生の、次のことばを読者諸兄姉は、どうお読みになるだろうか。

立ち直りを不可能にするために降圧剤を飲んでいるようなものだと思います。(『九割の病気は自分で治せる』)

ちなみに高血圧は減塩とウォーキングや散歩によって下がります。ひとによっては、信じがたいほ(面白いほど)下がります。しかし、実践できる方は、少数です。
自力で下げることをしないで薬に頼り、あるいは薬でしか血圧は下げられないと思い込んで薬を処方されるままに飲みつづける人々が2000万人もいるという現実があるそうです。

新型コロナウイルスに殺されないためには、次のウイルスの大波が来る前に、薬からの離脱が有利になることは確実のようです。
 


ミニコラム

詳しく書けませんが(いつか書きますが)、高血圧薬の副作用は怖いです。
腎臓がんと認知症のリスクが高くなる。
当然なのです。腎臓は血圧をコントロースするホルモンを分泌すします。その賢明な働きを邪魔する。

加齢にともなって血圧が上がるのは、動脈硬化によって、脳に血液を送りにくくなる、その弊害を抑えるためです。
それを抑えるのだから、認知症になりやすいのは理の当然というものでしょう。

高血圧の薬から離脱できた患者さんの話。会食でのこと。
降圧剤を飲んでいる患者さんが醤油や塩を食事にかけているのを見て


「あなた、血圧が高いのに、大丈夫?」ときくと、
「大丈夫なのよ。薬をのんでいるから」と聞く耳を持たなかったそうです。
1年も満たずして、腎臓がんで1つ摘出。
数年後に認知症に。出来すぎな話、盛っている?と思われるでしょうが、多く耳にした話、実話のひとつです。

前の頁に

ナビゲーション

ブログはこちら