『癒す心、治す力』
5つの知恵
1 からだは健康になりたがっている
2 治癒は自然の力である
3 からだは1つの全体であり、すべての部分は1つに繋がっている
4 心とからだは分離できない
5 治療家の信念が患者の治癒力に大きく影響する
われわれは人体に備わった治癒系の不断の活動について、それに感謝するどころか、ほとんど気が付いてさえもいない。
わたしが会った最も健康な人たちは、みんな歩くことが好きな人ばかりである。
現代医学に出来ないことーーー ウィルス性感染の治療、ほとんどの慢性・消耗性疾患の治療、大部分の精神疾患の効果的対処、大半のアレルギー疾患・自己免疫疾患の治療、心身相関疾患の効果的な対処、ガンの多くのタイプの治療
からだの運動は実に様々な方法で治癒系の働きを活発にする。血液の循環をよくし、心臓のポンプ作用をよくし、動脈の弾力性を高める、と同時に、呼吸器系の働きを円滑にし、酸素と二酸化炭素の交換を促進して、体が代謝産物を排出するのを助ける。代謝産物の排除はまた、呼気の勢いと腸の運動によっても助けられる。さらに、脳からのエンドルフィン分泌を促進し、抑うつ状態を改善して、気分を爽快にする。代謝とからだ全体のエネルギー効率を高める。ストレスを緩和し、深いリラクゼーションと眠りをもたらす。そして、免疫機能そのものをも高める。要するに、からだの治癒力を高めようとするいかなるプログラムにも、規則的な運動は欠かせないということである。
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