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新型コロナウイルス時代を 生きのびるために

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『笑いと治癒力』ノーマン・カズンズ 岩波現代文庫 

500人にひとりしか治らないといわれた難病を笑いとビタミンCによって自分で治したジャーナリスト(のちにカリフォルニア大学医学部の教授もつとめる)。
本にくわしくでているけれど、以下のサイトは本にない情報も紹介されています。
http://waraiplus.com/colum/health12_cousins.html


以下、コロナに関係しそうな部分を抜粋しました。

○種々の調査によると、医師の助けを求めてくる患者の90%までは、まったく自分の身体の治癒力の範囲内にある、自己限定性の障害なのに、自分の力では治らないと決め込んでいるのだという。

○プラシーボは精神と肉体とが本当は別々のものではない、という証拠である。医師と患者との間に強い結びつきがなければ、プラシーボも大して役には立たないだろう。そういう意味では医師自身こそ、最も強力なプラシーボだ。

○ある医師の話の引用。「どの患者も自分の中に自分自身の医者を持っている。患者たちはその真実を知らずに、私たちの元へやってくる。プラシーボは、その各人の中に住んでいる医者なのだ。」

○我々は長年の間、印刷物やラジオやテレビや日常の会話で、ほんの僅かな痛みの兆候でも――それこそ災いの根源であるかのように――すぐ追い払うべきだと吹き込まれてきた。その結果我々は、薬乱用の心気症患者の国民になりかけている

○痛みを除く最善の道は、その原因となっている悪条件を除くことだ。痛みは常に健康不良の印とは限らない。痛みは大抵の場合、緊張、ストレス、煩悶、怠惰、倦怠、欲求不満、内向した怒り、暴飲暴食、睡眠不足、不健康な食事、喫煙、運動不足、換気不足、その他現代社会で人体が遭遇する一切の悪条件の結果である。

○痛み止め薬の多くは、原因となっている状態を改善しないで、痛みを隠すだけだということが一般に理解されていない。人々は人体の働きの中で、自己治癒力ほど素晴らしいことはないことを知るべきだ。その力を生かすには、ただほんの少しだけそれを尊敬すればいいのだ。

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