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新型コロナウイルス時代を 生きのびるために

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『医者が患者をだますとき』ロバート・メンデルソン 草思社

著者は小児科の医師で、医学部の教官としては予防医学や地域保健学なども専攻し、医学と医学教育に多大な貢献をした。数々の栄えある賞を受賞したアメリカ医学界の重鎮。医学界においては相当に人望が篤く、数多くの要職に就いて活躍しただけでなく、国民からも広く敬愛された。

 

○現代医学の悪影響を受けていない文化圏では、人々は歳をとっても生活能力を維持して、生命を謳歌している。 

○「病気とうまくつきあいなさい」「高齢だから、病気は仕方がない」という医者の言いかたは、(中略)宿命であるといっているのに等しい。高齢者もそれは当然のこととして受け止め、暗示にかかってやがてその通りになっていく。しかし、年齢とともにからだに現れる問題は、防ぐことも改善することもできるのである。 

○「人は歳をとれば病気になることは避けられない。誰もが死に向かってからだが衰えていく」医者のこの言い草は、現代医学教の呪いである。 

○医者が処方した薬を飲む前に、患者は次のことを医者本人に聞いておかなければならない。「この薬を飲まなければどうなるのですか?」「この薬にはどんな効果があり、それはどのように作用するのですか? 「どんな副作用があるのですか?」 「この薬を飲んではいけないのはどんな状態のときですか?」  

○病気の自覚症状がまったくなければ、医者にかかる必要はない。もし自覚症状があったり、実際に病気の場合は、その病気について医者よりも多くの知識を身につけておくことが必要である 

○医者の判断を信用してはいけない。そもそも健康とは何かということを一番わかっていないのが医者なのである。医者が受けてきた教育は、健康を理解することではなく病気を知ることなのだ 

○健康診断に伴う明らかな危険性を考えると、わたし自身は医者を避けてきた人のほうが健康だったとみている。 

○現代医学は人を癒す医術や科学ではなく、一種の宗教である。 

○人々は薬の成分である化学物質にどういう作用があるかほとんど知らないのに、毎年総量何千トンにも及ぶ薬が消費されている。これはいったいなぜか?それは人々が現代医学教を信仰しているからである


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