『病気は自分で治す』安保徹著 新潮社
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安保先生の発見を、ひとことでいえば
「自律神経とリンパ球・顆粒(かりゅう)球との間に関係がある」というもの。
別に言えば、白血球(*)は、自律神経の支配を受けるというのが安保先生の理論。
- 新型コロナウイルスと関係づけると、副交感神経(別名リラックス神経)が優位なとき、リンパ球が増え、交感神経が優位になると、リンパ球が減る、というもの。
新型コロナウイルスと闘うのがリンパ球(がん細胞をたたくのもこれです)なので、安保理論は高齢者にとって必須なのです。
新型ウイルスに負けないためには、ストレスからの解放が必須という訳です。
(*)リンパ球、顆粒(かりゅう)球は白血球の成分。細菌と闘うのが顆粒球。ウイルスと闘うのはリンパ球。
リンパ球が増えるためには、リラックスが必要。逆にストレスがかかると交感神経が優位に働いて、リンパ球が減る。
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○病気を作ったのは自分であるという感覚が患者さん本人に少なく、「怖い病気は他人が治してくれるもの」という考えから抜け出せない。病気になる前の人生や生活について、もう一度じっくり振り返ってみる必要があります。
○
薬を飲み続ける人たちの思考パターン
1 症状を生き方の無理から来る警告と捉えずに、自分の身体が失敗を犯していると考える。
2 薬が対症療法と知らずに、根治のために処方されていると誤解している。
3 薬には副作用や害があり、病気をむしろ悪化させることがあるのを知らない。
徐々に病気が悪くなっていても、薬のせいではなく、自分の身体のせいだと諦めてしまう。このような考えに支配されていると、患者さんはいつまでも薬を飲み続けます。
○健康のことばかり考えている生活は、自分の身体に常に疑問を持っている状態です。
○
たくさん検査をしても、病気の状態が分かるだけで、原因を知るのにはほとんど役に立ちません。立派な機器を揃えた大病院に行っても、病気の本当の原因を知ることは出来ないのです。私たちは大病院で精密検査を受ければ、病気の原因に辿り着けるという幻想を抱いてきました。しかし、病気の原因は、生き方の無理や偏りにあるので、精密検査で病気の謎が解けることはないのです。
○ほとんどの病気は、生き方の無理や偏りから発症します。ですから病気から脱却するために、最大の力となるのは生き方を変えることなのです。
○病気を作ったのは自分であるという感覚が患者さん本人に少なく、「怖い病気は他人が治してくれるもの」という考えから抜け出せない。病気になる前の人生や生活について、もう一度じっくり振り返ってみる必要があります。
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薬を飲み続ける人たちの思考パターン
1 症状を生き方の無理から来る警告と捉えずに、自分の身体が失敗を犯していると考える。
2 薬が対症療法と知らずに、根治のために処方されていると誤解している。
3 薬には副作用や害があり、病気をむしろ悪化させることがあるのを知らない。
徐々に病気が悪くなっていても、薬のせいではなく、自分の身体のせいだと諦めてしまう。このような考えに支配されていると、患者さんはいつまでも薬を飲み続けます。
○健康のことばかり考えている生活は、自分の身体に常に疑問を持っている状態です。
○たくさん検査をしても、病気の状態が分かるだけで、原因を知るのにはほとんど役に立ちません。立派な機器を揃えた大病院に行っても、病気の本当の原因を知ることは出来ないのです。私たちは大病院で精密検査を受ければ、病気の原因に辿り着けるという幻想を抱いてきました。しかし、病気の原因は、生き方の無理や偏りにあるので、精密検査で病気の謎が解けることはないのです。
○ほとんどの病気は、生き方の無理や偏りから発症します。ですから病気から脱却するために、最大の力となるのは生き方を変えることなのです。
○複雑に思える人間の身体の機能も、根本のところでは驚くほどシンプルで、整然と繋がって無駄なく作り上げられています。人間の身体は、実に単純で美しいものなのです。
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